清算。?

今までお世話になった男の人を整理整頓してみようと思います。

Mさん。10歳年上の、ワインの輸入の携わっている方です。
出あった場所は、国際線のビジネスクラス。
2人ともオーバーブッキングの御陰で冷や冷やしながらも運良くビジネスをgetでき、偶然隣り合わせの席になったのがきっかけでした。
初めてのビジネスに興奮する私に、彼はシャンパンを片手に色々な話をしてくれました。
も〜出会いだけでもロマンチックで、それだけで恋に落ちてしまいそうでした。
たった10時間のフライなのに、彼に興味を持ってしまった私はデートのお誘いをアッサリとOKしてしまいました。
初めは馬をモチーフにした画家の展覧会へ。そして、決して同年代の男の子には連れて行ってもらえないけど、リラックスできるカジュアルなレストラン。
ジャストミート！！でした。
その後、何度かのデートを重ね付き合うようになりました。
いつもお姫様のように扱ってくれるし、美味しい物も教えてくれる。決して高級ではないけど、品のいい物を自分らしく着こなす。
学校にも車で迎えにきてくれるのが、何とも鼻が高かった。他の子達とは1クラス上の車に、育ちがよく頭の回転速い彼氏。
セックスも自分本位でなく、私が気持ちよくなる事をメインにしていることが良く分かった。我慢する必要なんてないと教えてくれた。若さが売りじゃない分、激しさが物足りなかったけど。

きっと親は、こんな人との結婚を大喜びするに違いない。
でも、贅沢はできても満たされない物がある。
「馬も買ってあげるから、好きなだけ乗っていいんだよ」
そう言われても、嬉しくなかった。
それじゃプロになれないから。
仕事として向き合いたいのに、彼と一緒にいたら甘やかされるだけだ。
一杯勉強させてもらったけど、彼には私は相応しくない。
もっと美人で知的で教養のある大人な女性が相応しい。
あまりにも夢のようで、現実として受け入れなれてなかった。

別れを切り出したときの、彼が一瞬見せた鋭い目つきに未練を感じそうだった。きっと仕事の時はこんな目なんだろうなぁ。
でも、穏やかに別れた。
応援されてる。と強く感じた。