12月5日の日記

2010年12月5日 日常
傷というのは、古くなってから痛むのだと知った。
傷跡は、今も痛々しいと言われるけど、随分と周りの皮膚と同じような色合いになってきたし、違和感も無くなった。
どんどん風化していくものだと思ってた。
それが、初心を忘れていると言わんばかりに、痛み訴えてくる。
あぁそうだった。
そろそろ、この怪我をした日から何年目かが来るんだ。
その日の出来事は、今も事細かに覚えていて、後にそれについてした会話も大半は覚えている。
それでも、やはり怪我した瞬間の出来事だけは、本当に一瞬だったからなのか、思い出せないでいるし、今でも記憶にすら無いと思っている。
推測で、大体の原因やらが分かっていて、誰も悪くはないと分かっているのに、怪我を負ってしまった自分自身がどうも許せないでいる。
無意識に庇っているのか、怪我の周りは時々小さな傷を作っている。
大事な事を、うやむやのまま忘れてしまいたくないのに、忘れてしまっていて、馬鹿だと思った。
今頃どうしてるんだろ・・・と思ってみても、それは明るくはなくて、この傷と共に自分が背負うべき事なのだと知った。
頑張らないといけないのは、私。

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